このページは、富岩運河環水公園に設置するナノバブル発生器「BENTEN B-369」について、何をしているのか/何を測っているのかを公開するものです。園内に掲示しているパネルの記載内容の裏付けとして公開しています。

最終更新: 2026年9月2日


この取り組みについて

プロジェクト名富山生態系復活プロジェクト
場所富岩運河環水公園(富山県富山市湊入船町)
園内の設置位置噴水付近の水辺側ウッドデッキ
装置ナノバブル発生器「BENTEN B-369」1台
稼働開始日2026年9月16日(水)
設置期間2026年9月14日 〜 2027年9月13日(協議の上継続)
協賛株式会社ニッセイテクニカ
技術提供・設置申請es株式会社

富岩運河は、1930年に着工し1935年に完成した運河です。資材輸送を担い工業地帯と都市の形成を支えたのち、都市の水辺として整備され、現在の富岩運河環水公園になりました。

この取り組みは、公園の景観や歴史的価値を大切にしながら、その基盤である水中の環境にも目を向けるものです。

本装置は、富山県の公園施設設置許可を受けて設置しています。

本プロジェクトは、富山県と株式会社ニッセイテクニカの共同実施として行い、es株式会社が装置の技術提供および設置を担います。

富山県が別途実施している富岩運河の環境対策・水質モニタリングとは別の取り組みであり、それらを代替するものではありません。


装置のしくみ

BENTEN は、対象水域の水を取り込み、水・空気・電力を用いてナノバブル(超微細な気泡)を含む水をつくり、水域へ戻す装置です。薬剤は投入しません。

  1. 吸水口から運河の水を取り込む
  2. 装置内でナノバブルを含む水をつくる
  3. 吐出口から水域へ戻す

ねらいは、水中の溶存酸素(水に溶けている酸素)の量を高めることです。酸素を好む微生物(好気性微生物)のはたらきを支え、水域がもともと持っている自浄作用を高めることを目指しています。

装置の仕様

型式BENTEN B-369
電源AC100V
吐出量約 60 L/分

点検

  • 標準の点検頻度: 月1回程度
  • 点検項目: 吸水口の目詰まり、フィルターの汚れ、吐出状態、ホースの破損・漏水、装置の異音・振動、電源・制御盤の状態、周辺の安全確認
  • 落葉・藻類・汚泥・ゴミ等が多い時期は、点検頻度を増やします
  • 荒天・台風・凍結等により安全上の懸念がある場合は、運転を停止または一時撤去します

何を測るか(測定計画)

水質の測定は実施します。ただし現時点では測定を開始しておらず、公開できるデータはありません。

測定項目・地点・頻度・比較方法・実施主体は関係者と調整中で、確定しだい本ページに掲載します。効果について語るのは、測定計画が確定し、データが揃ってからです。

測定項目(案)

溶存酸素(DO)/ 透視度・透明度 / COD / BOD / 全窒素 / 全リン / pH / SS / 臭気・景観等の現地状況

測定地点

  • 吐出口付近
  • 対照地点(装置の影響が及ばない地点)

対照地点を置くことが重要です。対照が無いと、変化が装置によるものか季節変動によるものか区別できません。

稼働前の測定(ベースライン)

稼働を開始する前の値がないと、後から変化を語ることができません。このため、稼働を開始する前に上記の地点で測定を行います。

更新の頻度

更新の頻度は、測定計画の確定にあわせて定め、このページに明記します。


測定結果

現在、公開できる測定データはありません。

測定はこれから開始します。データが得られしだい、このページを更新して掲載します。


この取り組みで、できること・できないこと

できることも、できないことも、そのまま書きます。ここを正直に書けることが、この取り組みを続けていくための土台だと考えています。

できること

  • 水中の酸素環境を整えること。これが装置の役割です
  • 薬剤を使わずに行うこと。使うのは水・空気・電力だけです
  • 現場で測り、結果を公開すること。

これから確かめること

  • 装置が働きかけるのは、運河の一部です。まずはこの範囲で、変化を見きわめます
  • 効果は現場の条件で変わります。水温・流況・流入する負荷の影響を受けます。だからこそ、現場で測ります
  • 変化には、気象や流入水も影響します。装置のはたらきを切り分けるため、対照地点を置いて測ります
  • 富山では、これから検証が始まります。効果を語れる段階には、まだ来ていません

お約束できないこと

  • 運河"全体"をきれいにすること。装置1台が届く範囲には限りがあります

協賛企業

株式会社ニッセイテクニカ

この取り組みは、株式会社ニッセイテクニカの協賛によって支えられています。富山県中新川郡上市町に本社を置き、ねじ・ナットの緩み止め加工、緩み止め剤の研究開発、マイクロカプセル応用製品の研究開発・販売などを行う企業です。

  • 所在地: 富山県中新川郡上市町和合29
  • 代表者: 代表取締役 兼子祥平
  • 公式サイト: https://www.nissei-tc.com/

企業協賛を水環境保全の実践につなげる取り組みとして、地域企業と技術提供者がそれぞれの役割を担っています。


お問い合わせ

es株式会社
E-mail: kanri@e-s-inc.com